機械、電気、計装。一貫して携われるのが魅力

杉本 哲朗 TETSURO SUGIMOTO
一等機関士2019年 中途入社

機械メンテナンスの経験が現在の仕事でも役立っている

前職で石油を運ぶタンカーに乗務していた経験を持ち、地元にUターンした後は、工場で機械関連の仕事に就いていました。その間、前職で得た資格を活かせる新たな職場を探していました。そこで、日本海曳船が船員を募集していることをウェブサイトで見つけ、応募することにしました。前職で培った様々な機械メンテナンスの経験が、現在の仕事にも役立っていると実感しています。

デッキ上ではコミュニケーションが不可欠

当社は、「タグボート」と呼ばれる船を操縦し、大型船を港内で安全に移動させる「タグ作業」を専門に行っています。

タグボートは大型船の依頼に応じて出動するため、早朝や夜間など、勤務時間は不規則です。具体的には、タグ作業開始の30分前に発電機と主機を起動し、岸壁から離岸します。タグ作業は、大型船の入港・出港や船の大きさによって内容が異なり、直江津港内であれば2~3時間程度で完了します。

この作業では、一等機関士として機関長と協力し、エンジンの操作と点検を担当します。大型船をけん引するために必要なロープやケーブルを大型船に渡す作業では、甲板部と連携し、デッキ上での作業が行われるため、円滑なコミュニケーションが不可欠です。

また、タグ作業がない際には、船の整備と点検を行います。陸上では機械、電気、計装などの作業が分担されがちですが、船上ではこれらすべてに一貫して関わることができるため、大きなやりがいを感じます。

わたしからあなたへメッセージ

タグボートの仕事は、気象海象や大型船のオーダーに左右されるため、勤務が不規則になることがあります。しかし、所定の休暇が確保されており、有給休暇の取得も奨励されているため、趣味や家族の時間を確保でき、充実した生活を送れています。

1日のスケジュール

08:00 機関室 見回り 整備作業ミーティング
08:30 整備作業
12:00 昼休憩
13:00 午後作業ミーティング
16:30 清掃、片付け
17:00 帰宅